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餓鬼草紙、性風記抄と小説の構想;父(龍之介)と長男(比呂志)の問答より

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写真: 餓鬼草紙、性風記抄と小説の構想;父(龍之介)と長男(比呂志)の問答より

写真: 第2話 埋葬問答,Burial dialog 写真: 新原家の家族写真;Family photo of Niihara home 敏三、フク、竜之介(芥川)

芥川は今昔物語、餓鬼草紙や病草紙などを好み、それらから着想を得て小説を書き上げた。*性風記抄は平安時代の霊異や奇妙な風評などを書き留めた書 *芥川は怪奇やユーモラスなものを化物帖に書き記した。
<小右記-藤原実資>しょうゆうき
 芥川は実資(さねすけ)の娘(病弱、死亡/990年6歳)と当時の葬送習慣に興味をもった。
 実資は陰陽師の詞に従い今八坂東方平山に娘の遺骸を放置した。しかし、愛娘への思慕の念は止まず、珍皇寺で弔った。
 芥川の興味は葬送に関心を示さない宗教者と怨霊を恐れる平安京の貴族達や民衆の様子にあったらしい。 

<龍之介と比呂志との問答> *長男1920-1981
(比)虎なんてなんだい。ライオンになれば怖くないや。
(龍)父さんは熊になってライオンを食べるぞ。
(比)う〜ん・・、僕は素戔嗚になって熊なんか退治してやる。
(龍)怖くなくても、少しは怖がれ。

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